C. A. G. forum. 2004
開会式
基調講演
分科会
シンポジウム
プレゼンテーション
ポスターセッション
ランチョンセミナー
技術開発相談室
閉会式
入場実績とアンケート結果
トピックス
動画版
TOP > 分科会
CAGフォーラム分科会報告 分科会T(官)分科会U(産)分科会V(学)
分科会1(官) 10月8日 10:40〜11:50(70分)

  分科会1

  テーマ
  「新技術の活用の推進のためには」
要     約

【リスク軽減による活用促進】
・ 開発段階からの学の活用(共同開発の推奨)
・ 学などによる事前評価の実施
・ 活用後効果の評価、公表の確実な実施
・ 活用部分の重要度に応じた評価の実施(評価の差別化)
・ 開発者責任の導入

【多様化による活用促進】
・ コスト以外の項目(環境・安全等)に対するLCCの統一的評価の構築
・ 早い段階(設計段階)から活用を検討
・ 活用しやすい入札契約制度の拡充
・ 活用者意識の向上

【開発推進による活用促進】
・ シーズ・ニーズの情報交換や共同研究の提案等、産学官の連携環境の構築
・ 実証実験の場の提供
・ 研究開発資金の助成制度の拡充
  座長
田中慎一郎
(国土交通省九州地方整備局企画部長)
 

  パネリスト
高橋和雄
(長崎大学教授:九州地方整備局技術活用委員会)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
     
  学には専門知識、解析技術、計測装置があり、開発段階からの共同研究はもとより実証試験の実施・計測も可能。
第三者的役割として、技術開発者の依頼による技術の成立性の評価、技術活用者の依頼による適用性の評価も学は担務可能。
  学としては独法化によって産学官の連携はタームリー。大学資源のデータベース化、シーズの提供等定期的な情報交換、産学官の役割分担等の態勢作りが必要。コストや施工性等の学のみで検討・評価不可能な事項に対して、学会等の活用も必要。
共同研究を支える研究開発助成資金の拡充が必要。
村上 健
((社)建設コンサルタント協会:(株)千代田コンサルタンツ)


ムービーを見る
  NETIS上の新技術であっても実績・評価が十分でない場合、怖くて使いにくい状況。
コンサルタントは経営基盤が小さく不安定なことから技術開発経費が極めて少ないため、技術の自社開発のハードルは高い。

    【技術開発者】
(傍聴者)
新技術の活用は、活用者責任では積極的活用が望めないため開発者責任として、活用検討段階からの参画を希望。
     
村上 正剛
((株)さとうべネック土木事業本部長:本社大分市)


ムービーを見る
  「技術審査証明制度」は期間・費用面からハードルが高い。必要とする評価レベルに応じた段階的評価システムの構築が必要。
地方ゼネコンが容易に学と共同研究が行える環境や実証実験の場の提供が必要。
  技術選定を容易にするため、NETISにおけるコスト・工程等に関する評価の算出条件の明確化・一律化が必要。
  設計施工一括発注方式は新技術の活用促進につながる契約方式と認識。
     
吉原 匠
(国土交通省九州地方整備局九州技術事務所長)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  実績の無い技術を活用する際のリスクを軽減するために、「建設技術審査証明制度」の活用や学と連携した共同開発、学による事前審査制度の構築が必要。
実績があっても結果の評価がなされていない技術のリスクを軽減するために、活用効果の適切なる評価、確実なる公表が必要。
安全や環境保全効果等の多様な目的での活用に対するアカウンタビリティの確保から、イニシャルコスト以外の間接的効果やライフサイクルコストを適切に評価する評価方法の構築が必要。
     
吉田秀樹
(国交省九州地方整備局下関港湾空港調査事務所長)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
     
  港湾分野では、公益法人による「港湾関連民間技術の確認・評価事業」にて客観的評価が実施されており、利用していくべき。また、総合的評価では国総研、(独)港空研との連携も必要。
評価方法も同一システムによる一律の評価ではなく、基本技術は詳細に、それ以外の技術は簡略にするなど工夫が必要。
後田 徹
(九州地方整備局福岡国道事務所副所長)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  登録内容・評価を充実し信頼度を向上させ、現場に即した最適技術を容易に選定可能とすることが必要。
新技術の定義や活用意義を明確化し、現場に活用意識を浸透させる必要がある。
  施工段階では採用技術も限られるため、設計段階からの新技術の活用検討が必要。

分科会T(官)分科会U(産)分科会V(学)
分科会2(産) 10月8日 12:30〜13:40(70分)

  分科会2

  テーマ
  「新技術の知的財産の創出と継続の可能性について」
要     約
 
【産学官連携による創出・継続環境】
・ シーズ・ニーズの情報交換や共同研究の提案等、産学官の連携環境の構築
・ 実証実験の場の確保

【官側制度による創出・継続環境】
・ 採用されやすい入札契約制度・基準・ガイドライン等の拡充
・ 特許工法の使用条件の明示徹底
・ 活用後効果の評価、公表の確実な実施
・ コスト以外の項目(環境・安全等)に対するLCCの統一的評価の構築
・ 研究開発資金の助成制度の拡充
  座長
中原 康
((社)九州建設技術管理協会顧問)
 

  パネリスト
小松利光
(九州大学教授)


ムービーを見る
  独法化により、大学は産学連携による、産からの長期的・安定的な技術開発資金の提供を欲している。
国交省にも経産省制度(JST)のような研究開発支援制度の創設・拡充が必要。
  大学はNETIS等のシステムを知らない場合が多く、官から学への情報提供が必要。
     
牧角龍憲(九州共立大学教授) 背景資料,発表資料

ムービーを見る
  産や学が所有する技術や理論の検証の場として題材(実構造物)の提供を希望。
新技術の開発にあたっては、市場の見極めが必要であり、官からのニーズの提示が必要。
  大学院学生という技術者予備軍を共同開発で有効活用することで実務体験をさせ、産官にも経済的メリットがあり、産官学の連携が重要。
     
野本寿
((社)日本土木工業協会知的財産検討委員会リーダー)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  土木分野では、特許の出願・維持管理費用が使用収入ではペイできない状況。特許工法が採用されやすい入札制度や採用しやすい運用・手続き(基準・ガイドライン等)の整備が必要。さらには、特許工法を使用した工事発注をする場合の条件明示(工法、使用料)の徹底が必要。
特許工法をコスト面以外の効果でも評価できる仕組み作りが必要。
  知的財産の創出・継続には、技術の評価方法の確立・結果の公開が必要。
  学は、産・官のニーズを十分把握した上での研究・シーズ発信が必要。
     
末次孝之
(富士建開発部長:本社佐賀県富士町)


ムービーを見る
  自社のMITS工法は、地域の特性や自社の専門分野、他企業との共同開発、大学の適切な指導、国交省の制度(NETIS)を活用し普及した工法。
新技術の開発・改良のため、官には実験場所の提供を、学には実験結果の理論解析等を希望。
     
宮崎良彦
(関門港湾建設(株)専務取締役:下関市)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  専門工事会社には研究開発ベンチャーの資質をもつ企業が多い。
本来の特許がもつ独占的・排他的権利が公平性を要求される公共工事に中々馴染まない現状。
  研究開発へのインセンティブを与えるために、技術の差別化を可能とする入札・契約制度(性能規定、設計施工一括発注、CM等)の拡充が必要。特殊技術(海洋土木の場合は特に作業船)保有者への適正な評価が必要。
ベンチャーの企業化における資金調達問題は、ベンチャーキャピタルが徐々に充実しつつあるとは言え、基本的には未だに銀行融資時の個人連帯補償・担保主義が大きな阻害要因。今後は技術内容と企業化審査が中心となるべきで、発注者の官が先鞭をきって新技術採用の審査主義を浸透させることが必要。
産学官間の情報交換、特にビジネスチャンスにつながる可能性のある学のシーズを産に発信することが必要。
     
三木博史
(独立行政法人土木研究所技術推進本部本部長)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  官サイドとしては、技術力を適切に評価し競争的で透明性の高い調達システムへの取り組みとして、設計の自由度を高めた技術基準類の整備、民間技術力を適切に評価できる発注方式への転換、発注者支援方策(CM)の確立を実施中。
共同開発した工法等には普及のための広報活動、自立のためのサポートを実施中。
  民間提案型共同研究制度の創設・運用を開始。

分科会T(官)分科会U(産)分科会V(学)
分科会3(学) 10月8日 13:50〜15:00(70分)

  分科会3

  テーマ
  「大学の独立行政法人化といった社会潮流の中で、大学が行う(基礎)研究の意義と今後の活用方策について」
要     約
 


【学の連携メリット】
・ 外部資金の流入、教員のレベルアップ、人材交流
・ 学の中立性、専門性
・ 連携による研究テーマのマッチング

【抱えている連携の課題】
・ 企業ニーズと大学ニーズのマッチングの差、利益相反
・ 企業は基礎研究に投資する余力がない。
・ 関係各省の積極的予算獲得が必要
・ 新技術活用促進の隘路は、現場が負う手間と結果責任、および活用結果の情報 不足

【産学官連携への取組】
・ 研究と商品開発の違いを明確にする。
・ 大学の会計処理の簡素化・改善
・ 知的財産の機関帰属意識、守秘義務の徹底
・ 連携による技術開発で企業競争力を強化
・ 各省庁予算の積極的活用による共同研究の推進
・ 新技術評価の公開と積極的な設計への反映
・ 共同研究成果がすぐに現場で活用される仕組みづくり
・ 評価に、中立的で高度の専門性を持つ学を活用九州大学

  座長
松下博通
(九州大学教授:KABSE前会長)
 

  パネリスト
久保喜延
(九州工業大学教授:前地域協同センター長)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  大学責務の「教育と研究」という柱に、「社会貢献」が加わった。
地域協同研究センターの設置は、地域産業を活性化し、大学の存在感を出すこと。
  産学連携のメリットは外部資金の流入、教員の視野の拡大、新しい学問の芽生え、そして人材交流。デメリットは、利益のあがる対象が着目される反面、特定分野は長く深く研究しずらい。関係者間の調整管理が難しい。
産学連携に関して、知的財産の認知・保護、企業ニーズ(短期的、高度な要求)と大学ニーズ(従来の土壌、迅速性欠如)のマッチング、研究レベルの差、利益相反・責務相反という課題
産学で問題点を解決する努力と、研究と商品開発の違いを明確にする必要性。
開発した技術シーズの存続、他産業との違いを認識した産学連携のあり方を考える必要性。
     
高田 仁
(九州大学知的財産本部技術移転G.リーダー)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  収益事業により大学の運営費交付金予算が縮減。儲ければ儲けるほど大学への予算が減少。
会計処理の簡素化・改善が必要。知的財産が機関帰属となったことを先生方に認識してもらう必要性。
  特許は目的を達成する手段にすぎず、特許か論文発表かの見極めが大事。
守秘義務の徹底。目的を明確にしたり、お互いの認識の統一が必要。
     
松岡康訓
(大成建設(株)技術研究所副所長:本社東京都)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  大学には基礎研究のサポートを。企業は基礎研究に研究開発投資をできない。
基礎・基盤技術の強化向上について、学には基礎研究のサポート役としての活用。
  将来的には、大学のシーズ・基礎研究の成果を技術移転し、企業競争力の強化につなげる。
     
吉田哲雄
(YBM会長:本社佐賀県)


ムービーを見る
  企業一社だけで何かやる時代ではない。一本釣り的に先生をひきずりこんで。役割分担を明確にすること。
環境省、経済産業省、国土交通省の予算を使って、大学と民間と協同研究すること。
     
藤本 昭
((社)九州建設技術管理協会理事:前九技所長)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  新技術の活用は、現場にその意志があれば可能。活用が不十分なのは、活用することによる手間と結果責任を現場に取らせることにある。これらの除去が活用推進の解答。
手間の問題は、九技が平成14年度に支援概念と体制を確立した事で閉塞箇所を突破。
  責任の問題は、事前評価を権威あるところで実施し、そこが責任をとればよい。中立的な立場と広く高度の専門性を併せ持つ学の評価体制への介在は大きな支えとなる。
学は個々であり、かつ所帯が大きいことから、これを機能的に活用するには、其れなりの仕組みがいる。具体的には、本部の他、地域ごとの支部を作り、これをフレシキブルに使う。これを運用できる事務局の存在が重要。開始する用意は出来ている。
新技術活用促進から見れば学が貢献。学から見れば、土木技術の市場は官、評価を通じての官との連携は、研究ニーズとシーズへのアクセス。
     
七條牧生
(国土交通省大臣官房技術調査課環境安全技術調整官)
背景資料,発表資料

ムービーを見る
  競争的資金制度について、平成17年度の概算要求で地場の地域のニーズに応じた競争的資金というもの制度をつくろうとしている。共同研究の技術開発が即、現場で活用される仕組みを作りたい。
学に期待する部分は、中立的な立場、専門性があること。これからの社会を見据えて広い視点から、様々な分野の地元の優れた小さい企業のコーディネーター役となって、産学連携して技術開発を行って欲しい。もう一つは新技術活用の評価の部分で高い専門性を生かし、目利きの役として、客観的評価を行うこと。
Copyright (c) 2004 C. A. G. forum. 2004, All Rights Reserved.