C. A. G. forum. 2004
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シンポジウムテーマ
新時代の産学官連携の構築に向けて

座長 樗木 武 樗木 武
     
パネラー 松下 博通 松下 博通
(「学」分科会 座長)
     
  中原 康 中原 康
(「産」分科会 座長)
     
  田中 慎一郎 田中 慎一郎
(「官」分科会 座長)
     
  溝越 明 溝越 明
西日本新聞社論説委員会副委員長
     
  中野 公雄 中野 公雄
(ナカノ事務所代表)
     
  横山 照正 横山 照正
(パシフィックコンサルタンツ理事九州本社本社長)

九州建設技術フォーラム2004in北九州 シンポジウム 概要
  論点 公共投資にかかわる事業の推進おいて、従来の行政、建設業、関係学界だけでなく、市民がまた、利用者という立場に加え事業への新たな役割を果たす流れにある。この点を踏まえつつ、 @建設技術開発の意義、あり方、A建設技術開発の評価の視点、B建設技術開発の中で産学官の連携の可能性とその構築の方法を論じた。

@ 技術開発の意義、あり方
私たちが暮らしていく中での基礎的なインフラは必要で、九州の場合はまだまだ公共事業が必要。またコスト縮減、時間短縮して安全なインフラ整備が必要。さらに住民への説明や環境への配慮も。(溝越)
経済性、安全性、耐久性、環境など産学が提案し、それを官がどうリードし、いかしていくか。技術系職員の技能アップを含め、組織づくりを強化する必要もある。(中野)

@' 技術開発の狙い
作り手の視点から社会資本を利用する市民の目線へ視点を変換する必要がある。道守会議や流域連携会議のように市民との合意形成システムについて、パブリックインボルブメントを進めている。また、産学官共同でクラスターを形成し、技術開発の目利きの存在とその育成方法も必要とされる。(田中)
現場ですぐ使える技術、他社との競争に打ち勝つための技術、新しい市場の開拓のための技術が産の技術開発の狙いが求められる。(中原)
大学は教育研究の場に社会貢献が加わり、産学連携が必須。まず基礎研究に重点。また、地方大学は、地域全体の連携の支えとしての役割もある。(松下)
コンサルは新技術採用に消極的だが、信頼、保証された技術であれば、積極的に反映可能。(横山)

A' 建設技術開発の評価の視点
評価の視点としては、安全性、コスト、ユニバーサルデザイン[バリアフリー]、自然環境、景観、リサイクル[省エネ]。(溝越)
官としては、もっと突っ込んだ評価が必要。現在の評価の視点は、@強度、性能、構造、安定性、耐久性、安全性から観て技術が成立しているか、A行程、施工性、環境などの現場条件にアプライ可能か、優位性はどけだけか、である。(田中)

B' 建設技術開発の中で産学官の連携の可能性
官のポイントは、@市民から寄せられる社会的ニーズを技術ニーズに置き換え、ニーズを発信し、産学へ伝えること、A現場技術者のモチーフも含めたフィールドの提供と評価、及び人材の育成。また、産学官の持ち分で開発、適用、評価する循環をしっかり取っていくこと。(田中)
産のポイントは、技術の具体化、実用化。また、予報発注など。(中原)
学のポイントは、シーズの発信と、発注者でも受注者でもない学の評価。また、シーズを売り込む積極性、必然性が出てきている。(松下)
九州地域環境リサイクル産業交流プラザのような手法もある。産学官に「市民」をプラスする連携も。(溝越)
要するに、技術開発、評価、認証、登録、利活用のプロセスに応じる産官学個別、連携システムの構築を工夫することが必要

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