
シンポジウム発言要旨九州大学工学研究院教授 松下博通(1)公共工事の品質確保に向けての産学官の取り組み![]() 公共工事の品質確保のため、全国に先駆けて、九地整が総合評価方式を実施したことは評価される。しかし、落札状況や施工実績などから判断して、問題点もあり、更なる改革が必要であると考えられる。 (2)産学官各々の立場での建設技術者の育成方法これまでの大学では、「工学を教えること」や細分化された専門知識を修得することが重要視されてきたが、これからは、公平・公正な競争が行われる中で、「人を育てること」や、グローバルな観点から判断できる技術者としての素養を身につけることが求められている。このため、技術者倫理や各種のシステム論を講義に取り入れ、細部の専門技術に対する教育は減少している。従って、実務を学ぶためのインターンシップ制度の充実や技術の伝承に関わる教育が求められており、産学官が協働して技術者の育成をはかる必要がある。現状の大学では、社会人ドクターなどの研究者育成教育は実施されているが、基盤技術分野における技術者の育成などが必要であり、新たなセンターの設置やセミナー、ワークショップなどを通じた生涯教育の実施などに対して、社会からの理解も求められる。
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