実行委員長挨拶
芦田 義則九州地方整備局 企画部長
戦後、日本経済は、GDPが世界第2位になるほどのめざましい発展を遂げており、その間、建設産業は社会資本の整備を通して高度成長に貢献してきました。しかし、高度経済成長期以降、人々は特に心の豊かさを強く求めるようになり、ものの豊かさと心の豊かさを両立しうる社会の実現が望まれる時代となってきました。心の豊かさを実現させるためには、国民1人ひとりが安心して活きいきとした暮らしを実現することが重要です。その舞台となる国土は、自然災害に対して「安全」であるとともに、環境と調和し国民が誇りを感じるような「社会基盤」を造ることが必要であります。そのような国土を実現するには、これまでに建設分野で培ってきた多様な技術の活用・普及が不可欠であり、また、建設投資が減少している中で、社会資本の機能維持や環境対応などの新しい技術力の強化が日本のさらなる発展になくてはならないものであると考えます。
このため、さらなる技術開発・活用・普及を目指し、「産」「学」「官」が連携して11月1,2日に北九州国際会議場において「九州建設技術フォーラム2007in北九州」を開催いたします。フォーラムでは、参加企業や団体が新技術等を展示して紹介するポスターセッション、新技術等に関して発表するプレゼンテーションそして基調講演やシンポジウムを開催する予定です。
ポスターセッション及びプレゼンテーションには約60の企業・団体にご参加戴き、得意技術や新技術についてご紹介戴くほか、加えて発注者側の技術ニーズについても紹介する予定であり多様な技術情報が得られるものと考えます。
また、基調講演では、国土交通省大臣官房の五道(ごどう)調整官には「国土交通省における技術開発について」と題して、垣迫(かきさこ)北九州市企画政策室長には「北九州市の環境への取り組みについて」と題して講演を戴く予定です。その後、最近は環境に関する話題が多く取り上げられるようになってきており、同時に関心も高まってきていることを踏まえ「環境~地球環境問題の解決に向けて~」をテーマに一般市民及び学生を含む6名のパネリストによるシンポジウムを行います。シンポジウムでは、技術やシステムの現状を踏まえ、近い将来においてこうあるべきという展望を描きながら、産学官の技術者のみならず市民や学生の立場から地球環境について議論して戴く予定です。
本フォーラムにご参加のみなさまが、産学官の垣根を越え、それぞれの連携と協働が推進され新技術の開発・活用・普及が促進されることを期待します。
